株式会社アミファ
女性活躍推進を起点に、誰もが力を発揮できる環境づくりへ

株式会社アミファ
女性活躍推進を起点に、誰もが力を発揮できる環境づくりへ

株式会社アミファは、1973年に設立されたラッピング、文具、キッチン、フラワー、インテリアなどのライフスタイル雑貨メーカーです。設立当時はフジ産業株式会社として、ギフト向け化粧箱内装用資材織物を製造販売していましたが、1999年から100円ショップ向けライフスタイル雑貨の販売を開始し、現在は100円ショップが主要なお客様となっています。2014年に100%子会社の株式会社アミファを吸収合併し、社名を現在の株式会社アミファに変更しました。アミファ(amifa)には、amenity for allすなわち「すべての人々に“楽しい”をお届けしたい」という思いが込められています。

本社入口は開放的なデザイン。木のぬくもりに包まれるオフィスで落ち着いて仕事に取り組めます。

 

働きやすい環境づくりを目指した理由

当社が取り扱うライフスタイル雑貨はデザイン性が高く女性ファンが多いことから、全社員に占める女性比率が7割以上と高くなっています。会社としては女性の活躍にも大きな期待を寄せていましたが、仕事と家庭・育児との両立や人生設計とキャリアプランを重ね合わせることが難しく、やむなく転職や退職をしてしまうことがありました。
“アミファ”に込めた思いを世の中に実現するには、それに向けて創意工夫し提案できる社員を育てていかなければならない、そして何より社員自身が笑顔で働けるようにしなければ―経営側のこのような思いから、2017年、当社は企業理念の一つである「Smile Working」の実現に向けて、社員が働きやすい環境づくりに本格的に取組を始めました。

 

目指したのは「柔軟に働ける仕組みづくり」

まず当社が行ったのは、時間外労働の抑制と、柔軟に働ける制度の推進でした。2017年4月に策定した次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画には、職業生活と家庭生活との両立への意識を高めることを盛り込み、業務内容や役割分担の見える化、そして情報共有により、業務を進めやすくする仕組みを整えました。
時間外労働については、毎月、その数値を管理職が把握し、高くなっている場合は業務改善を図るようにしています。また、週1日のノー残業デーも設定しました。これにより、2017年度には27.9時間だった1ヶ月当たり平均時間外労働時間は、2021年には12.7時間まで減少しました。
一方、プライベートとの両立を支援するため、勤務時間帯を柔軟に選択できる制度も整えました。所定労働時間は9時から18時が原則ですが、これを前後2時間までずらすことを認めたのです。保育園の送り迎えや介護などの事情に対応することを想定してのことでしたが、事情を問わない、かつ当日申請も可能であるため、社員からは好評です。
さらにはこのコロナ禍を踏まえ、在宅勤務制度も充実させました。2015年から、主に育児や介護をしている社員には適用される在宅勤務規程はありましたが、この対象者を拡大したのです。以前より業務の電子化とチャットツールやグループウェアを活用したデジタルコミュニケーションの深化を推進すると同時に、業務の見える化、ジョブ型ワークフローへの変革に取り組んでいたことが功を奏し、在宅勤務を取り入れやすかったため、緊急事態宣言やまん延防止措置が解除された後も、原則として週2回の在宅勤務を認めています。

 

社員の意見を吸い上げるアンケート

もちろん、ツールがあるだけでは円滑なコミュニケーションは約束されません。その点、当社には「社員が自由に意見を言える」という雰囲気があります。
代表的な取組として社員アンケートの実施があります。当社では何か新しい取組を始めようとするとき、コミュニケーションツールを用いて社員アンケートを行っています。最近では、ワクチン休暇や、福利厚生として取り入れたいこと、社内で定期購読したい雑誌などについて実施されました。
アンケートの結果、新たな取組には至らないものもありますが、その場合でもフィードバックを行うため、社員からの納得度は高くなります。経営側も、自社の経営課題を把握する機会として結果を受け止め、次の施策に生かそうとしています。

ショールームも兼ねた社内。ここから「ワクワク感、幸せな時間」が発信されます。

 

育児と両立し、キャリアが追求できるように

女性がキャリアを積むにあたり、現実的に障壁となるのが出産です。その点、当社では育児休業取得者に対しても丁寧にサポートしています。
特徴的なのは、きめ細かな面談と、その社員に合わせた対応です。面談は妊娠が分かった時点や休業前、復帰前に行われ、要配慮事項や働き方の希望について確認します。休業後は原則として休業前のポジション・業務に復帰することになりますが、それを不安に思う社員には、それを解消するために何ができるか話し合います。
復帰後は、育児・介護休業法では子が3歳まで利用可となっている短時間勤務制度を小学3年生まで認めています。在宅勤務制度の充実もあり、育児と仕事の両立がしやすくなり、キャリアアップを目指す女性が増えてきました。

 

「Smile working」を目指して

これらの取組が徐々に効果を上げ、当社は2021年度の港区ワーク・ライフ・バランス推進企業に認定され、また2022年1月には「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けました。
これらの認定を受けたことは、社内でイントラネットに公表しました。どのような取組が認められたかをセットで公表したことで、さらに制度が利用しやすくなるという好循環が生まれています。
もっとも、現状の取組も認定も、当社にとってはまだ通過点です。時間外労働はまだ減らす余地があるし、よりやりがいも高めていけるような施策も検討中です。2023年に創業50周年の節目を迎える当社は、さらなる「Smile working」に向けて挑戦を続けます。

オフィスは機能的なレイアウト。おしゃれとともに働きやすさにもこだわった設計です。

 

株式会社アミファ https://www.amifa.co.jp/
【所在地】東京都港区北青山2-13-5 青山サンクレストビル3F
【設立】1973年10月
【代表者】代表取締役社長 藤井 愉三
【従業員数】正社員74名(男性18名、女性56名)、アルバイト3名(女性3名)
(2022年5月現在)
【取材日】2022年6月28日