現実編集技術
– VRとアバターがもたらす自己変容 –
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- 日時
2024年1月12日(金) 時間:開場17:30 開始18:00 終了19:30(予定)
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- 会場
〒108-0014 東京都港区芝5丁目36番4号札の辻スクエア10F 研修室1
(最寄駅:JR田町駅三田口(西口)から徒歩4分 都営三田線・浅草線三田駅A3出口から徒歩4分またはA4出口から徒歩3分)
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- 申込方法
お申込は終了しました
参加費¥0・定員30名(お申し込み先着順)
※お申込み情報は港区立産業振興センターおよび本イベント関係機関にて共有・適切に管理の上、今後の産業振興センターが開催するイベントのご紹介等をさせていただくことがあります。
人工的に現実感を作り出すバーチャルリアリティ(VR)や、身体変容体験を作り出すアバターといった「現実編集技術」は、ユーザーの心を変容させる。
それゆえVRやアバターは、社会から「なりたい自分になる」ための技術として期待されてきた。
VRにおけるアバターの心理学では、身体化されたアバター体験がユーザーの知覚、認知、行動を変容させることがさまざまな角度から明らかにされている。
アバターの外見がユーザーの態度や振る舞いを変容させるプロテウス効果や、他者の立場をアバターで経験することで共感促進を狙うVR Perspective-takingなどに基づけば、
身体はむしろ、望ましい自己を引き出すために編集可能なインターフェースとして捉えることもできる。
現在では、実験室の外側で急速に広まりつつあるソーシャルVR(メタバース)という現場において、ユーザーは各々の「アバターとしての自己」を通じて新たなアイデンティティを実践しながら、
独自の交友関係や文化の蓄積も盛んに行われている。
さらに実社会においても、テレプレゼンスロボットを通じた社会参画が普及しつつある。
例えば障害や介護などのさまざまな事情によって外出困難となっている人々がロボットアバターOriHimeを通じて接客サービスを提供する「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」では、
アバターによって障害が前景化しない場が創出されることで、多くのユーザーが現在や未来を規定していた過去の条件付けを解除し、
自己の可能性が未来に開かれていることを予期できるようになっている。
本講演では、VRやアバターといった現実編集技術がもたらす自己変容について研究事例を挙げながら概説するとともに、
編纂された現実としてのメタバースやMixed Realityが切り開く未来社会について考察する。
講師:畑田 裕二氏
東京大学大学院情報学環 助教
参加費¥0・定員30名(お申し込み先着順)
事業担当:株式会社キャンパスクリエイト
コワーキング・ビジネスサポートファクトリー/港区立産業振興センター
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2022年4月、札の辻スクエア内にオープンいたしました。9Fにはコワーキングスペースとビジネスサポートファクトリーがあり、
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貸出施設/港区立産業振興センター
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