MentorMe株式会社

MentorMe株式会社
起業や新規事業の成功に「挑戦者とメンターとの出会い」を。

伊藤 啓二さん

MentorMe株式会社
CEO 伊藤 啓二さん


MentorMe株式会社
CEO
伊藤 啓二さん
Keiji Ito


株式会社リクルートでアドテクの新規事業開発に携わった後、ビジネスを通じて社会課題を解決する方法を探す世界一周の旅に出る。現地活動中に「課題」と「解決策」をつなげられるシェアリングエコノミーに可能性を感じ、シリコンバレー発のクラウド翻訳スタートアップ株式会社gengoで事業開発に従事しながらクラウドソースを学ぶ。その後、Co-founder / COOとして株式会社Selanを経営。Googleアクセラレータプログラムに選抜された後、マネックスグループに参画。
2019年にビジネスで社会課題を解決する「angleグループ」の第1号として、MentorMe株式会社を設立し、2021年にMentorMeサービスをリース。angle第2号として、環境保護事業の立上げも準備中。iU 情報経営イノベーション専門職大学 客員准教授、公益財団法人 山田長満奨学会 選考委員。

 

「挑戦者×メンター」のマッチングプラットフォームを運営。

MentorMe(メンターミー)は、挑戦者とメンターをマッチングするサービスです。メンターとは経験をもって助言するアドバイザーのことですが、当社では主に「これから独立して起業したい」「社内で新規事業を立ち上げたい」挑戦者と、メンターとなる起業家や新規事業の立ち上げ経験のある社内起業家をマッチングするサービスを展開しています。

 

2019年に起業し、2021年2月のサービスリリースから業績は順調に推移しており、現在は約1,500名のメンターにご登録いただいています。メンターには起業経験者をはじめ、経営、マーケティング、ファイナンス、ビジネスコーチング、エンジニア、DXなど幅広い分野のプロが揃っており、「CxOレベル」の実力・経験を持つメンターが多いこともMentorMeの特長です。

 

サービスの流れとしては、挑戦者に状況・困りごとをうかがい、自社のロジックを介して、ニーズに応じたメンター候補をご紹介しています。

 

 

WEBのプラットフォームでは、メンターと挑戦者のどちらも募集しておりメンバー登録ができます。
挑戦者の中には「新規事業を立ち上げたい」と社外に相談できるメンターを求めている企業もおられ、個人の起業から大手企業との法人契約まで規模を問わずサービスを提供していますので、まずはお問合せいただければと思います。

スタートアップに「メンター」が必要な理由とは?

世界的に「スタートアップ成功の1つの鍵は、良いメンターと出会えるかどうか」といわれています。例えば国内だと事業を立ち上げても5年間生存率は15%程度。約85%は消えさることになりますが、「適切なメンターがいると成功率が3倍以上になる」というデータが米国で集計されています。それだけ重要なメンターという存在ですが、適切なメンターと出会うことは容易ではありません。

 

例えばアクセラレータープログラムにはさまざまな条件があるので、全員が使えるものではないですし、自己資金で起業する方は投資家からメンターを紹介してもらうこともできません。そこで「挑戦者がもっと簡単にメンターに出会える場所をつくろう」と立ち上げたのがMentorMeです。

 

特にスタートアップにおいては、目の前の壁を乗り越えてきた先輩起業家に相談できる環境は重要です。僕自身、初めて経営した時に「2、3日悩んで解決できなかったこと」を、先輩起業家であるメンターに相談したことで「数時間で解決できた」ということも少なくありませんでした。

 

「会社を作ってみたけれど伸び悩んでいる」という方には、近しい境遇を経験したことのある先輩起業家をメンターとしてご紹介することもできます。メンターは既に数年前にさまざまな困難や失敗を克服して成果をだされているため、挑戦者はその経験からのアドバイスを得ることで「同じ轍を踏まなくていい」という訳です。起業したての会社の成長を加速させるために、メンターはとても重要な存在であると考えています。

 

メンターは1人とは限らず目的やフェーズごとに何人いても良い。

メンターは1人でないといけない、ということもありません。僕にもプライベートなことからなんでも相談できる先輩、近しい分野で起業・経営されている経営者など困った時に相談できる複数のメンターがいます。
起業する時に困ることといえば起業のやり方や資金調達、人のマネジメントなどが挙げられますが、起業した後に家庭ができたら今度は「家族と仕事の関係」なども悩みますよね。その全ての悩み事を1人のメンターがまかなうことは難しいので、フェーズごと・専門分野や目的ごとに、適切なメンターを持てると効果的だと思います。メンターというとピンとこないかもしれないですが、例えば「師匠」的な存在など、信頼できる助言者は意外と皆様いるのではないでしょうか。

 

メンターを探す目的も人それぞれです。事例として、「NPOの立ち上げを検討していて、特定分野で活躍する社会起業家にいろいろ教わりたい」「自身のメディアを立ち上げるためにカベウチ(相談)をしたい」という方に、目的に合ったメンターを紹介して喜ばれたケースもあります。
また、「カベウチやアイデア出しを短期間に大量に実施したい」という場合には複数のメンターを紹介することもあります。

 

とにかく法人でも個人事業主でも「アイデアはあるが、ここからどうやって事業にしていくのか?」という時に、メンターは「その人がやりたいことや必要なことを理解して」サポートしながら伴走してくれます。おかげさまで当社はメンターへの満足度が高く、「メンターとしてだけではなく、副業人材として参画してほしい」「メンターを雇用したい」「信頼できるメンターに出会えた」といったご相談・感謝の声が続々と届いております。 

海外では「メンターは文化」として浸透しています。

古今東西、メンターの成功事例は数多くあります。例えばスティーブ・ジョブズには「1兆ドルコーチ」として知られるビル・キャンベルをはじめ複数のメンターがいましたし、成功している起業家・経営者には必ずと言っていいほどメンターがいます。そうしたメンターを持つ人と持たない人が闘ったら、どちらが有利なのかは明確だと思います。

 

「社会課題をビジネスで解決していく」という想い。

僕自身がMentorMeを始めた背景には、「ビジネスを通じて社会課題を解決したい」という想いがあります。自分達で未来を変えていく事業も創っていきたいと思っていますが、まずは「既に社会を変えるために挑戦している人たち」を支援することで、そのスピードを加速しようと始めたのがMentorMeです。

 

「ビジネスを通じて社会課題を解決したい」という夢を持った1つのきっかけは、10歳くらいの頃。織田信長や武田信玄といった偉人たちの歴史マンガを読んでいて、自分もいつか死ぬんだと気がついた時にすごく焦りました。「やばい、自分もいつか死ぬんだ…どうせならビッグなことしたいな」と思いました。

 

ちょうど同じ頃に母から、矢沢永吉さんの『成りあがり』をもらったこともあり、「ビッグになる」というゴールはすぐに決まったものの、自分にとって何が「ビッグ」なのか、どんな道で生きるのかは見えていませんでした。その後、新規事業開発や世界一周など、「ビジネス」と「社会課題」の現場を経験したことで、「ビジネスを通じて社会課題を解決する」という生き方が、自分の中でハラオチしました。

 

多くの挑戦者とメンターとの出会いを提供していきたい

今後の展望としては、MentorMeのプラットフォームを拡大して、1人でも多くの挑戦者とメンターの良い出会いを提供していきたいです。もっと多くの起業家に使ってほしいですし、海外展開も進めていきます。

 

またMentorMeは、未来への角度(アングル)を変えてさまざまな社会課題にあらゆる角度(アングル)から取り組む「angleグループ」第1号としての位置づけですが、今後は教育系の仕事に携わってきた経験を活かして「高校生や大学生への起業支援」をおこなったり、自分たちでangleを生み出す「環境保護xカーボンクレジット事業」もスタートしたりしようと考えています。
未来への角度が1度でも変わったら、今よりもずっと楽しい世界になると思いませんか?
みなさん、ぜひ一緒に「アングル」しましょう!

記事投稿日:2023年3月23日